冴えない私の世界を飛び出すんじゃなくて…？

福井県出身の映像クリエイターが自身の経験を活かして制作したショートムービー。自分の目に映る世界に狭さ、映えなさ、冴えなさを感じている主人公の女子高生。“最寄り”の世界から飛び出したいと願う彼女は、ある日、廊下に貼られたポスターに吸い寄せられる。それは「えちぜん鉄道アテンダント」の職業体験生を募集するものだった。10代後半に誰もが経験するような子どもから大人への揺らぎを瑞々しく描いた青春物語。ふんだんに使用される福井弁や鉄道と絡めたセリフも魅力的です。